開発機のクライアントにVisualStudioが入っており、DBサーバーにSQLServerが入っている、という環境でクライアントのVisualStudioからDBサーバー上のSQLServerデータベースへ接続する方法をまとめました。
・準備
・DBサーバーにpingが通るか確認する。
例えばDBサーバーが「DBSERVER01」であった場合そこにpingを打って通るかどうか確認しておく
・サービスが開始しているか確認する。
DBサーバー上でSQLServerのサービスが稼動しているか確認する
・サーバー側設定
①SqlServer構成の設定
SqlServer Configuration Manager(SqlServerxxxx > 構成ツールから起動)を起動し、SqlServerネットワークの構成 > (インスタンス名)のプロトコルで、TCP/IPが無効になっていれば有効にする(※なお、後述するが名前付きパイプはこの時点では無効にしておいたほうがいい)。
この際、TCP/IPで右クリック>プロパティから、IPAllのセクションでTCPポート1433を設定しておく。
運がよければこれだけで接続可能になる。VisualStudioのサーバーエクスプローラーから、サーバー名、ユーザー/パスワード、データベース名を指定し、テスト接続でOKが出ればとりあえず安心(サーバー側は・・・)
②WindowsFireWallの設定解除
うまくいかない場合、WindowsFireWallの設定を見る。有効になっている場合、SqlServer用のポート1433を開ける必要がある。
Windowsファイアウォールから例外のタブへ行き、ポートの追加から1433を登録する(名前は何でも良い)。追加した名前にチェックを入れ、再度トライ。
(可能なら再起動したほうが良いかもしれない)
③SQL Server Browserを起動する(別名の設定を使用している場合に必要?)
いろいろなサイトで起動させるべきと書いてあるが、必要なかった(2008R2では少なくとも)。そのものの内容を見ると、別名を使用している場合に必要なのではないか。。。という気がする。
名前付きパイプの設定を有効にする場合、セットで有効化するとよいと思われる(未検証)。ただ、この場合別名でアクセスしないとエラーになるので注意。
④データベースがリモートアクセス可能になっているか確認する
デフォルトチェックが入っているので、ここがオフになっていることは余りないが、、、
サーバーのプロパティ>接続から「このサーバーへのリモートアクセスを許可する」にチェックが入っていることを確認する。
・クライアント側設定
基本的にサーバー側に接続できたらOKなことが多いが、ここでもヤマがあることがある。
Oracleなど他DBサーバー同様、クライアント用の設定がクライアントにインストールされている必要があるのだ。
具体的には下記参照。
Microsoft.SqlServer.Management.Sdk.Sfcエラー
なお、ダウンロード先のFeature Packのサイトは一見いつもの「ダウンロード」を押しても何もインストールされない(テキストだがhtmのようなファイルが落ちてくる)。ナメとんのか、という気持ちを抑えて下のほうに行くと各種パッケージをダウンロードできるようになっているのでご注意を。
必要なのは下記モジュール。SQLServer以外のものもしこたまあって検索するのが激しく面倒だが、以下テキストは実際のサイトの語尾から取ったので検索に使えると思う。
・Native Client
・SQL Server システム CLR 型
・共有管理オブジェクト
これで晴れてVisualStudioからアクセスできるようになったはずだ。
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